２０１３年８月１１日（日）晴れ
４７都道府県を制覇した後、数年前から始めている海外ふらっと旅。今までスイスやドイツ、オーストリアなどを訪ねてきましたが、今年の夏はUSAにしてみました。
そもそも今回の旅は、ヤクルトスワローズ時代から応援していた青木をアメリカまで行って応援しよう、という話から始まりました。現在青木が所属しているのがミルウォーキー・ブリュワーズ。そのミルウォーキーに行く方法を色々と調べると、一番一般的なのは近くのシカゴを経由して行く、というものらしいことが分かる。シカゴなら日本からの直行便もあるし、市内観光も、ちょっと調べたら結構見所があるような感じ。面白そうな旅ができそうかな、と言う直感で飛行機と宿だけをとりあえず予約してみたというわけなのです。
もちろんちょうど良いツアーがあれば参加しても良かったのですが、我々のプランにどんぴしゃ合うものなどあるわけもなく、今回も、前回のドイツ・オーストリア旅に引き続き完全個人旅行となりました。まあ旅行で使う程度の英語は何とか理解できるくらいにはなっているはずなので問題ないでしょう。心配なのは治安問題ですが、これもしっかりと事前情報を集めて気をつけるべきことを頭の中に入れました。
ちなみに、飛行機や宿は今までと同じようにWEBで予約したのですが、いまどきのMLBの試合は、海を越えた日本でも席を指定して予約＆支払いをすることができるんですねぇ。。。お陰で、３ヶ月前に予約したので、結構良い席が取れました。当日が楽しみです♪
さて、前置きはこのくらいにして。。。
予約したJALの成田－シカゴ便の出発時刻が１１：００だったので、余裕をみて前日の夜に成田に入ることにしてました。ということで、１６：３０、岡山空港を飛び立ち、定刻通り１７：４５、羽田空港到着です。荷物を受け取り、直ぐに京急に乗って成田空港を目指します。ちなみに今回の旅は鉄道やバスなどの移動が結構あると考えてスーツケースではなくバックパックを選んでます。
青砥駅で乗り換え。ホームの放送が、次に来るイブニングライナーという特急にまだ空席がある、と言っている。４００円追加すれば乗れるらしいので、迷わず乗車を決断。ここからはこのイブニングライナーで行くことにします。車両はスカイライナーと同じで超快適！この追加料金でこの車両に乗れるなら十分お得ではないでしょうか。
快適な車内だったので、１時間足らずの時間があっという間でした。２０：００過ぎ、成田空港に到着です。
あとはここからホテルの無料バスで移動すればOK。時間があるので両替と夜ご飯を済ませることにしました。
両替は予め目を付けていたレートの良い両替所で。夏休み期間で優待レートになっていてお得に両替できました。（といっても２００００円くらいしか両替してませんけどね）
夜ご飯は、空港内のレストランで、と思っていたのですが、２０：３０には早くも多くの店が閉店するようで、選択の余地がほとんどなかった。。。
まだ営業している数少ない店の１軒でのんびりと夜ご飯。
２１：００過ぎ、無料バスでホテルに移動するために、外に出る。むっとした蒸し暑さがこの時間でも残っている。まるで５月に行ったベトナム・ホーチミン。クーラーの効いた空港から初めて外に出たときの感覚と一緒だ。あのときも、深夜２３時ころだったにも関わらず南国特有の蒸し暑さがひどかった。それにしても今年の日本の夏は、異常な暑さだ。
ホテルまでは１０分弱。直ぐにチェックインして部屋へ。フロントやロビーには、乗り継ぎの客なのか、外国人が多い。
明日の飛行機は１１：００発なので普通なら１時間半くらい前の９時半頃にホテルを出ればOKなのだが、実は今回、行きの座席指定が我々２人隣同士に出来なかったので、あす朝一に行って隣同士に変更してもらおうと思っている。
ということで今日は早めに寝て明日は７時半ころ出発しよう、と思って、ベッドに寝転びながらタブレットでWEBを見ていたとき、一応念のため航空会社のホームページを確認していたら、なんとなぜか２席隣同士の席に空席ができている！ラッキー！間髪いれずに座席変更をする。これで明日はのんびり出発ができます。旅初日から運が良いです（＾＾）
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２０１３年８月１２日（月） 晴れ
７時半頃起床。朝の連ドラを見て朝ご飯を食べて９時頃出発です。快適なホテルでした。
１０分で空港へ。直ぐに搭乗手続きをします。自動チェックイン機がガラ空きだったのでこちらを利用します。機械に言われるとおり手続きを進めていたら意外なコメントが・・・。「座席調整の為、アップグレードいたします」と。。。ん？そのまま手続きを進めて発券されたチケットを見てみると、プレミアムエコノミーにクラス変更されている。昨日の夜急遽行った座席変更が影響しているのだろうか？まあ、結果的には隣同士の席は確保されたままでグレードもUPしてしまったので、何の問題もないのですが。。。普段からおとなしく乗っているとこういうこともあるんですね（＾＾）。
このあとはいつものように手荷物を預けて、セキュリティーチェックをして、搭乗口へ。後で知ったことなのですが、プレミアムエコノミーはラウンジを使うことができたようですが、そんなことは露知らずで、のんびりと搭乗口の座席で搭乗開始を待ちます。
で、定刻通り搭乗開始で、離陸もほぼ定刻通り。さすがJAL！
さて、思わぬ形で座ることになったプレミアムエコノミーの座席ですが、うん、やっぱりプレミアムって名前だけあって良い感じです。明らかにエコノミーとは違います。がらがらのエコノミーだったら意外とゆったりと座れるかもしれないのでそんなに差はないのかもしれませんが、今日のエコノミー席は超満席。なので、幅広で広々と座れるプレミアムエコノミーはやっぱり快適でした。
ということでせっかくipad miniに沢山動画を入れて来たのに、食べる以外は殆ど寝てました（＾＾；
その結果、１１時間半という時間も、なんだか感覚的にはあっという間って感じでシカゴ・オヘア空港に着陸です。いよいよ初アメリカ！どきどきしますね。
まず最初のどきどきは、入国審査。同時テロ以降とても厳しいと聞いていたので緊張して順番を待つ。が、意外にも質問は超シンプルなものだけ、後は事務的に指紋を採られ、写真を撮られてあっという間に終了でした。。。明らかに怪しくない人はアメリカでもあっさり入国できるのかな。
このあと荷物を回収したら、いよいよダウンタウンへ移動します。ダウンタウンへはタクシーやバス、地下鉄など色んな交通手段があるのですが、我々は一番気軽に行けるCTAという地下鉄を選びました。
そのCTAに乗るには今いるターミナル５からターミナル２方面へ移動しなくてはいけない。ということで、フランクフルト空港でも乗ったような無人の電車みたいなもの（エアポートシャトルトレイン）で移動です。
あとは標識通りに進むとCTAの空港駅に着きました。チケットは乗り放題タイプのものもあるみたいですが、自分たちはとりあえずダウンタウンまでの片道しか乗らない予定なので、プリペイドカード方式のものにしました。自動販売機でカードをゲット。最低金額を入金します（普通は大人一人２．２５ドルですが、オヘア空港駅からの乗車のみ５ドル）。ちなみにここの自販機はお釣りが出ないタイプでした。日本じゃありえないけど。
駅のホームには既に電車が入線しているのでちょっと早足で乗り込む。ちなみに自動改札を通るときは１枚のプリペイドカードを２人で使ってよいみたいだったので、まず自分がカードを投入口に入れたあと、同行者にそのカードを渡してから自動改札を通過。同行者は自分が通過した後、同じような操作で改札通過。非常に便利で合理的な方法だと感じた。が、退場時にもカードチェックが必要な日本の鉄道では不可能ですね。
発車間際の電車に乗り込むと、ほぼ満席。なんとか空席を見つけて座る。車内は結構狭くて、東京モノレールみたいな大型荷物置き場が設置されているわけでもないので、スーツケース旅の人にはお勧めできない移動手段かな～。自分たちは中型のバックパックだったので全く問題なしでしたけど。。。それから夜は治安上の問題から、乗らないほうが無難な雰囲気らしい。この時間帯（１０時頃）の車内では想像もできませんけど。。。（満席で子供連れも多数乗車）ただ、乗車して気づいたが、途中通過する風景のなかにはちょっと危なそうな場所もあったから、やっぱり夜は怖そう・・・。
４０分ほど乗って線路が地下にもぐるとダウンタウンはもう直ぐです。降りる駅は観光案内所に近いワシントン駅にしました。
ＣＴＡの出口は先ほども言ったとおりチケットのチェックはないのでそのまま改札を出る。と、なんだかショッピングモールのあるビルと繋がっていて賑やかです。そのショッピングモールをちょろっとぶらぶらっとしてから地上に上がって建物からでる。
いい天気だ。気温もそれほど高くなく（２５℃くらい）、湿度も低めでからっとしていてとても気持ちが良い。うだるような蒸し暑さの日本とは大違いです。
さーいよいよシカゴの街ぶらを始めますか。まずは当初予定通り最寄の観光案内所を目指します。
今日は平日なので仕事中っぽいスーツの人も多いが、子供たちは夏休み中のようで、子供連れの観光客も多い。高層ビルの群れの中をなんとなく歩く。右も左も今まで見たことない雰囲気でかなりテンションが上がってきた。ついに来てしまったんやね～、アメリカ。。。
今まで乗っていたＣＴＡブルーラインは地下を走っていましたが、レッドラインやオレンジラインはダウンタウンも地上を走っている。その高架をくぐる。何度も塗り重ねられたと思われる茶色の無骨な高架は、絶対日本人がデザインすることはないだろうな～という雑な感じ。いかにもアメリカって感じ。でもこれが逆にいい雰囲気をかもし出している。思わず写真を撮ってしまった。
５分歩いて、観光案内所へ。歴史ある建物の中にありました。
使えそうなパンフレットをゲットして、今後の市内観光に備える。観光船のクルーズが面白そう。カヤックツアーもあるみたい。
情報収集後は直ぐ正面にあるミレニアムパーク周辺を散策してみようと思っていたのですが、館内でＪＡＺＺのビッグバンドが大音響の演奏をしていたので思わず聞き入ってしまう。高校生っぽい雰囲気の人が多かったのでクオリティーはそれほど高いものではなかったですが、それでもさすが本場の住人たちの演奏。スイング感はばっちりでしたよ。
結局、最後まで聴き続けてしまいました。あらためて外に出ます。
公園をぶらぶら。
時差ぼけとザックを背負っていることでほんとにのんびりとしたペースです。
ちなみにヨーロッパと違ってアメリカは極端にコインロッカーが少なかったです。まあ今回は殆ど使う機会がなかったので不便ではなかったですけど、こんなところにも同時テロの影響が出ているのでしょうか。
ひととおりぶらついたところで今宵のホテルに向かうことにする。シカゴ市内にはホテルが沢山あり、どこにしようか色々と悩んだのですが、結局今いるループ周辺から１ｋｍくらい北の地区に決めていた。もちろん路線バスで行くこともできましたが、ぶらぶらと歩いて移動することにします。
ここからホテルまでは、シカゴダウンタウンのメインロード・マグニフィセントマイルを歩きます。通りの両側にはブランドショップやショッピングモールが沢山立ち並んでます。なんとなく青山通りっぽい感じ。アメリカのアウトドアブランド・エディーバウアーのショップもあったので、後でまた立ち寄ってみたいね。
そんな感じで３０分くらい掛けてのんびりとこの通りを歩き、予約していたホテルに到着です。メインの通りから１ブロック離れた場所にありますが、人通りも多くて治安的にも不安なさそう。良かった良かった。チェックインの時間まではまだ１時間くらいあるので、荷物だけでも預かってもらおう、と思ってフロントへ行き、今日予約してあるけどちょっと早めに着いてしまったんよね～、見たいなことを言ったら、なんとそのままチェックインさせてくれた！さすが４星ホテル。粋な対応をしてくれます。
部屋は安めの低層階を選択していたので景観はいまいちですが、ベッドもシャワールームも広めで最高。ちなみにバスタブも付いてました。
暫く室内で休憩です。時差ぼけで頭がぼーっとしてます。
１時間くらい仮眠したあと、再び街に繰り出す。１５：００ころ。先ほどさらっと歩いたマグニフィセントマイルを、今度はじっくりと歩きます。先ほど見つけてたエディーバウアーのショップや日本には進出していない石鹸屋にたちよりつつ。
この後はちょっと気になってた場所に行きたかったので、大通りから離れる。頭に入れてた地図通り歩くと、お～見えてきた見えてきた。マクドナルド１号店！でっかいＭの字の看板が超目立ちます。いちおう記念撮影。地元民の白い目がちょっと痛い。なんだか、完全におのぼりさんやな～。
昼飯を抜いていたので、まだ１６：００ですけどお腹が空いてきました。近くにあったステーキレストランをちらっとのぞいてみる。この時間なので空席はあるみたい。でも外においてあったメニューをみると２人で８０００円とか１００００円とかしそうな感じ。これは我々のスタイルじゃないね。。。ということで、直ぐ近所にあったホットドック屋に入る。ここも地元では結構有名な店みたいで、次から次へと地元民が入店してくる。
さっそく見よう見まねで注文。
完了すると番号札を書いてくれる。めちゃ汚い字で。。。そのままなんとなくオーダーを待っている人がいる場所へ移動すると、次から次へと番号が呼ばれている。で、３分ほどで自分の番号が呼ばれました。
さ～シカゴ名物のホットドック食べますよ～。
いや～それにしてもまず、でかい。味はまあ、普通かな。けどお腹が空いているので美味しく頂きましたよ。まあ日本じゃ絶対ありえない夜ご飯ですけどね。
食べ終わって、ちょっと元気が出たのでもう少し歩きましょう。目指すはギャレットポップコーン。ちょっと前に日本にも進出してきたみたいですが連日長蛇の列が出来てるそうです。が、シカゴの店は時間帯もあるのか、１７：００ころは、がらーんとしてました。お陰であせることなく注文も出来ました。初挑戦なので色んな味がミックスされたやつにしてみました。こちらの味も。。。ふつーかな。。。好きな人もいるだろうな～って味でしたけど。ちょっと自分には味が濃すぎでした。
満腹になって元気はちょっと復活したけど、眠さはひどくなる一方なので今日は早めにホテルに帰って寝ることにします。途中にあったスーパーで明日の朝ご飯を買いこんでホテルに戻る。
で、シャワーを浴びてベッドにごろんとなったら、あっと言う間に深い眠りに落ちてしまう。１９：３０ころ。長い１日でした。
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２０１３年８月１３日（火）晴れ夕方通り雨
８：００ころ起床。今日もいい天気だ。深夜一回目が覚めてしまったが、今回は直ぐに再び眠れたので、殆ど時差ぼけは消えました。
昨日買っていた朝ご飯を室内で食べた後、街に出る。
せっかく天気が良いので昨日観光案内所で目をつけていた観光クルーズをやってみようと思う。乗船場所は昨日の街ブラですでにチェックしていたので、全く迷うことなく到着です。
シカゴ市内のクルーズ会社は沢山あるのですが、我々は観光案内所にパンフレットがあって一番アクセスのしやすかった、マグニフィセントマイルの橋のたもとにある「ウェンデラ」という会社にしました。で、クルーズのコースも色々とあったのですが、せっかくなんでミシガン湖とシカゴ川両方が楽しめる、ちょっと長めの１時間半のコースにしてみました。ま、値段もちょっと高めでしたけど。
チケット売り場でチケットを購入していよいよ乗船です。乗り場では、こういう観光地では恒例の写真撮影。あとできっと高額で売るんでしょうね。
観光船は１０：００過ぎ、ほぼ定刻通り出航です。かなりの数の乗客が乗ってますが、日本人は我々２人だけでした。まずはシカゴ川をさかのぼります。
このシカゴ川沿いには高層ビルが沢山建っていて、その１つ１つの歴史とか特長とかをばっちりのタイミングで乗務員が説明してくれます。さまざまな国の人が乗ってることが多いのでしょう（今日も多国籍です）、とても分かりやすい英語で話してくれるので８割は言ってることが分かりました。
ウィリスタワーくらいまで来て、Ｕターンです。そのまま同じコースを出航場所まで戻り、今度は湖に向かって進みます。
で、湖に出る前に有名な閘門の通過を体験することができます。
シカゴ川はそもそもミシガン湖に注ぎ込む河川でしたが、昔とても汚染がひどい時代があって、飲み水に使っていたミシガン湖にその水が注ぎ込まれるのが大問題になったときがあったらしい。こういうときの解決策を考えるとき、普通の日本人なら下水処理場を完備したりして河川の汚染を弱める方法を考えるのが一般的だと思うけど、アメリカ人は違った。なんと川の流れを逆行させて、運河を経由して全く違う川（最終的にはミシシッピー川）にくっつけてそちらに汚染を流そうと考えた。ありえんよね。。。全然根本的な解決になってないよね。。。今は普通の水質になってるから良いけどね（決して綺麗ではないが）。
ということでちょっと話が逸れたが、シカゴ川の流れを逆行させる為にミシガン湖とシカゴ川との水位に大きな差が出来てしまったので、この閘門で調整していると言うわけなのだ。閘門の中に入って１０分くらいで水位の調整は完了し、いよいよ湖へ。
街中でもちょっと強めの風でしたが、ふきっさらしの湖の上に出ると、更に強烈な風が吹き付けてくる。堤防の向こうの湖はかなり高い波となっている。これがＷｉｎｄｙ Ｃｉｔｙと言われる所以なのでしょう。
強風なのはマイナス要因ですが、天気は良くて、湖からはシカゴの摩天楼全体が綺麗に見渡すことができる。最高の景色だ。ちょっと高めでしたが（２８ドル）、このコースにして良かったです。
１１：３０、定刻通り、出航場所に戻ってきました。ずっと説明してくれた乗務員にお礼を言って下船します。船から下りた場所では案の定、先ほど撮った写真を売ってます。やっぱり高いね。
我々が乗った船が一望できる橋の上で写真を撮っていたら、イタリア人っぽいマダムたちに声を掛けられた。
お互いの写真を撮り合いませんか？と言ってる。もちろんＯＫ！彼女たちは正面に見える高層ビルに興味深々だったみたい。なんでもこの場所が有名な映画のロケ場所だったみたい。いろいろ説明してくれるがその映画を見てないのでいまいち共感できない。しかも、本当はこの橋の下に停まってる船と一緒に自分たちの写真を撮って欲しかったのだが、彼女たちが撮ってくれた写真は完全に高層ビルがバックの写真でした・・・。まー仕方ない。
軽めの朝ご飯だったので、ちょっと早めの昼ごはんにしましょう。
ウェンデラの乗船場所の直ぐ近くにあるチーズバーガー屋に行って見ることにします。
ガイドブックにも載ってるそこそこ有名な店みたいなのですが、この店、チーズバーガーとコーク以外を注文することができないらしい。ほんまかいな、と思って店内に入って注文しようとすると、「にーちゃん、チーズバーガー？ダブルチーズバーガー？」といきなり聞かれる。これ以外は注文するな、という雰囲気。仕方なく、「ダブル頂戴」というと、あとコークもいるやろ？と半ば強制的にセットにしてきた。さらに「こんなポテチもあるけど、どーする？」と言われたが、「それはいらん」と断る。なんだか完全にお店主導で食べるものが決まってしまった。
見事に大雑把に作られたチーズバーガーを受け取った後はトッピングコーナーで自由にトッピングを加えることが出来るようになってたので、とりあえず全部乗せにして超ボリューミーな感じに仕上げてみた。
味は、まあ、昨日のホットドックと同じで、まずくはない。っていうか、十分美味しい。けど、これを毎日・・・と考えると正直無理かな～。やっぱり日本食が一番だよ。
３０分くらい掛けてのんびり食べて、退店する。
さて、この後はどこに行きますかね。昨日歩き切っていなかったループ地区をもう一回歩いてみますか。なんか街中にオブジェとかもあってぶらぶらするには最適の場所もあるらしいので。。。
と思って歩いてみたけど、なんかいまいち。美術とか芸術に興味がある人なら結構楽しめたかもしれないが。。。
そのまま昨日ちょっと歩いたミレニアムパーク方面へ。今日も多くの観光客で賑わっている。ホットドッグなんかの屋台も出てて、良い雰囲気です。
野外ライブの場所もあって、案内板を見ると、明日の夜無料のコンサートがあると書いてある。あ～、あともう一泊していたら見れたんだな～。惜しいことをしました。
１時間くらいぶらぶらしたあと、今度は湖沿いのネイビーピアへ行ってみることにする。ここはそもそも大昔、都市計画でシカゴ市民の憩いの場として作られた場所らしいのだが、戦争後暫く遊休地となり寂れた時代を経て、現在は見事に再開発されて、シカゴの一大観光地となったという歴史のある場所らしい。
ミレニアムパークから、シカゴ川沿いの遊歩道を経由して、のんびり歩いて向かいます。
シカゴ川沿いは綺麗な遊歩道が整備されていて、ベンチでのんびり晴天の午後を楽しむ人やジョギングを楽しむ人たちがちらほら。シカゴってこんなに過ごしやすそうな街だったんですね～。川では、ちょっとやりたいなーと思ってたカヤックツアーが丁度スタートして行きました。めちゃ気持ちよさそう。次回来るチャンスがあるときは是非挑戦してみたいです。
３０分くらいぶらぶらしてネイビーピアに到着です。
ミレニアムパークも多くの人で賑わっていましたが、こちらも多くの人がいます！ミレニアムパークはどちらかと言うと観光客が多めの人出でしたが、こちらは地元民が中心っぽい。だからちょっと雰囲気が違う。なんか、よりアメリカっぽい感じ。併設されてるミニ遊園地も大賑わいです。お土産に出来そうなものもちらほらと売られていましたが、どうもこれと言ったものはなくて（あまりにもベタすぎるものが多いのです）、結局何も買わず、アイスだけ買ってぶらぶらと歩く。
１６：３０を過ぎた。そろそろホテルに帰りますか。帰りは先ほど見つけた無料のシャトルバスを使うことにします。バス乗り場には既にバスが来ていて、慌てて乗り込む。満席で立ち客も多数。でも運転手はもっと乗せたいらしく、盛んにもっと詰めて、というが、もう無理なんよ。と思ってたら、ついに一人のおばちゃんがキレて「これ以上はもう無理！」とちょっと大きな声で叫んだ。それで運ちゃんも諦めたみたいで、ちょっと遅れてバスは動き出した。
さて、乗り込んだのは良いが、どこで降りたら良いのだろう。他の乗客はみんな慣れた感じで降車ボタンを押して降りてゆく。ぼーっとしてたら、このバスは終点のないループバスなので、またネイビーピアに戻ってしまう。ということでなんとなく見覚えのある風景の場所で降りる。結果的にはもう１個前のバス停がホテルへの最寄のバス停でしたが、まあＯＫでしょう。
のんびり歩いてホテルを目指す。途中日本で言う無印良品みたいな店に立ち寄ってみる。結構おしゃれな家具とかあったのですが、ぐっと我慢。こんな大きなもの持って飛行機には乗れませんので。。。
１８：００ころホテルに戻る。今日はこの後、直ぐ近くのジョンハンコックビルの展望台に上がって夕日と街の景色を見ようと思っている。昼間に上っても良かったのだが、夕方から夜が、昼景と夕日と夜景が全て見られるのでお勧めと、ＷＥＢの情報に書かれていたので、このタイミングで上がることにしていたのです。ちなみに今日の日の入りは２０：００ころ（夏時間なんで日本に比べるとちょっと遅め）。なので１９：００ころに上ろうと思っている。それまでまだ１時間くらいある。
ということで、近くのショッピングモールの中にあるフードコートで夜ご飯を食べることにします。いろいろと悩んだ末、シカゴピザとハンバーガー。まあ、どちらも相変わらず味が濃い。特にシカゴピザはもう一回食べようとは思えない。とにかく重すぎ。
十分満腹になったところでいよいよジョンハンコックビルへ。１階でチケットを購入すると、直ぐにエレベーターの場所まで案内されました。暫く並んで待たされるのかな～と思っていたのでちょっと拍子抜けな感じです。６月に行ったスカイツリーとは大違いです（＾＾）。
高速のエレベーターであっという間に展望階へ。
お～！この景色は今まで見た高層展望系の中ではダントツ１番かもしれない。スカイツリーからの眺望ももちろんすごかったが、残念ながら自分が行ったときは霞がひどく遠景がぼやけて殆ど見えない状況だったのですが、今日は空気も澄んでいて、はるかかなたまでくっきりと見える！
ここの風景のもうひとつの特徴は、摩天楼の近代的な風景と、湖と穏やかな湖岸線といった自然な風景の両方が楽しめるというところ。それなら函館山があるじゃないか、と言われそうだが、残念ながら函館とシカゴでは街の規模が違いすぎる。迫力が全然違うのです。
そして、美しい夕日が地平線へ沈んだあと、もうひとつのイベントが我々を待っていた。
夜景。すこしずつ空気が暗くなってゆくにつれ今まで見えていた建物の輪郭がぼやけ始め、それに反比例するように人工的な明かりがその強さを増してくる。こんな風にして夜景って生まれてくるんですね。
ウィリスタワーを始めとしたシカゴの摩天楼。西の方角にあるオヘア空港に次々に着陸する旅客機の明かりが等間隔でず～っと見える。北を見ると、強烈な照明が点いたシカゴカブスのホームグラウンド・リグレーフィールドも見える。どんな試合になってるのかな。そんな感じでこのシカゴの夜景を見ているとあっという間に時間が経ってゆく。
せっかくなんで、併設されていた喫茶店でコーヒーなんぞを頼んで見たりもしました。
コーヒーを飲みながら心ゆくまでこの夜景を堪能して、２０：３０ころ、下界へ降りる。
１階のお土産屋で絵葉書を数枚買って、大満足でジョンハンコックタワーを離れます。
外はもちろん真っ暗。ホテルまでの１ブロックがちょっと不安だったので、最悪近距離だけどタクシーでも拾おうかな、とも思っていたのですが。。。外に出てみてびっくり。まあなんと賑やかなこと。若者・老夫婦・子供連れの家族・・・まさに老若男女夜のシカゴを楽しんでいる模様。中心部から外れなければ２１：００ころまでは問題ないようです。ということで、歩いてホテルへ帰ります。といっても５分も掛からない距離ですけど。。。
いや～今日も充実した１日でした。今のところ自分の英語でもちゃんと通じているみたいだし、明日以降も楽しみたいと思います！！
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２０１３年８月１４日（水） 晴れ
８：００ころ起床。昨日スーパーで朝ご飯を買っていなかったので、近所のカフェへ朝ご飯を食べに行きます。
まずホテルの直ぐ近くにあったスタバに入ってみたのだが、オフィスで働く人たちが長蛇の列を作っていたので諦める。並んでまで入る店ではない。
ちょっと歩いて、昨日展望台に上がったジョンハンコックタワーの地下にある店に入る。ここも入れ替わり立ち代り多くの客で賑わっているが、店内の席は空いている。シナモンロールとコーヒーを頼む。と、店員が何か話しかけてきた。早口すぎて分からない。？って顔してたら、ちょっとゆっくり言ってくれた。「シナモンは温める？それともこのままでいい？」と言ってる。ふ～ん、シカゴでは（アメリカでは？）シナモンを温めて食べるんだ～。新発見。ちなみに自分はそのままで、とお願いしましたが・・・。
朝の通勤時間帯の地元民の中に入って朝ご飯。結構みんな慌しく食べてます。どの国も朝は同じなのかな。
２０分くらいで店を出る。一旦ホテルに戻り、今日の行動をあれこれと考える。今日の宿はミルウォーキーに取っているので必ず今日中に移動しなくてはいけないのだが、移動手段や移動時間は全く決めていない。シカゴ市内観光を夕方までして夜移動でも良いし、早めに移動してミルウォーキー観光をしても良い。移動手段も高速バスとか鉄道とか色々ある。
で、いろいろと悩んだ結果、シカゴでどうしてもやってみたいことは昨日までにやったし、夜移動はトラブルがあったときに修正ができないから昼過ぎ移動としました。移動手段は、シカゴの中心部に駅があるアムトラックという鉄道にしました。せっかくなんでアメリカでも鉄道に乗ってみたかったので（＾＾）。
そうと決まればまずはアムトラックの時刻表の確認です。ミルウォーキー行きのハイワサ号は２時間に１本くらいの頻度でシカゴユニオン駅から出ているようで、自分たちは１３：０５発のに乗ることにした。
次はシカゴユニオン駅までの移動方法を考える。歩くには遠すぎる。といってタクシーは高い。となるとＣＴＡ（地下鉄）か、路線バスだな。最初はＣＴＡで行こうと思ったのだが、バス路線図を調べてみると、ホテルから直ぐのバス停からシカゴユニオン駅行きの路線があることが分かった。地下鉄の最寄の降車駅からシカゴユニオン駅まではちょっと歩かなくてはいけないけど、路線バスのバス停は駅のまん前にある。よし、路線バスにしよう。
路線バスに乗るには旅の初日に購入したプリペイドカードに入金しなくてはいけない。色んな場所で出来るらしいが、とりあえず歩いて直ぐの地下鉄の駅（シカゴ駅）で入金します。２人分のバス代４．５ドルを自動販売機で。日本語の説明はなかったが、分かりやすかったので問題なし。
ホテルに戻り、出発の準備をする。
快適だったホテルともお別れのときです。レセプションでチェックアウトの手続き。快適でしたか？と言われたので、とても気持ち良く過ごせたことを笑顔で伝える。ありがとう！
１０：３０ころチェックアウトし、最寄のバス停を目指す。といっても歩いて３分ですが・・・。バス停には次々とバスがやってくるが、乗ろうと思っている路線（１５１番）がなかなか来ない。マイナー路線なのかな。
５分くらい待ってようやく１５１番のバスが来た。２台続けてやってきた後ろのほうだったので、見落とすところでしたが、無事乗り込む。運転席の横にあったプリペイドカードの挿入機に２回（２人分）カードを通す。初めてだったが、全く問題なしでした。
昨日おとといと歩き倒したマグニフィセントマイルをバスは行く。いよいよお別れです。また遊びに来たいです。ミレニアムパークの辺りで右折し、シカゴ川を渡ると目的のシカゴユニオン駅到着です。車内では次のバス停のアナウンスはないので、乗客は降りるバス停の１個前のバス停を通過した段階で停車リクエストボタンを押すのだが、初めての乗車の自分は、どのタイミングで押せばよいか良く分からない。地図で覚えた街の雰囲気で適当に押したら、見事に正解でした（＾＾）。
いや～、噂には聞いていましたが立派な駅舎です。映画の撮影にも使われたことがあるとか・・・。
さてまずは、チケットを買わなくてはいけません。チケット売り場は地下にあるみたい。エスカレーターで地下へ降りる。
チケットカウンターは直ぐ見つけられたが、結構な数の旅客者たちが並んでいる。時間掛かりそうだな・・・。と思ってふと横に目を向けると、クイックトラックという自動販売機を見つけた。幸いこちらには誰も並んでいない。よし、自販でチケット買おう。
やり方は意外と簡単で、あっという間に乗ろうと予定していたアムトラックのハイワサ号のチケットが買えた。ちなみに支払いはカードオンリーでした。ここまでは全く問題なかったのですが・・・。
トラブルはチケットを発券するときに起きた。１枚目は普通に発券できたのだが、２枚目が出てこない。ん？なんで？と思ってちょっと焦ってたら、自販のタッチ画面が”稼動していません”という表示に変わった。え～！！どうしてくれるんよ～。もう２人分のお金は払ってしまったのに、手元には１枚しかチケットがない。
さてどうしよう。冷静になって考える。従業員を呼んで解決するのが一番簡単だが、周りに手の空いた従業員がいない・・・。困ったなあ。と思って自販のチケットが出てくる場所を覗き込んでみると、何かが見えた。これってもしかしてチケットの紙詰まり？かなり低レベルのトラブルじゃないの？アメリカの機械の精度の低さを身を持って体感してしまったな・・・。
結局チケットが出るところに手を突っ込んで詰まったチケットをむりやり引きずりだした。端っこが見事に折れ曲がったチケットを無事ゲット。なんだかしっくりとこないが、まあ２枚のチケットを手に入れられたからＯＫとしましょう。ちなみに画面は相変わらず”稼動していません”の表示のままですが・・・。
時刻はまだ１１：００。出発の時刻まで２時間くらいあるので、近所を散歩してみましょう。まずは駅構内を散策。立派な駅舎をくまなく見て周る。
その後、外へ出て、ウィリスタワーまで歩く。ウィリスタワーの展望台も有名な観光スポットだが、昨日のジョンハンコックタワーの展望台で十分満足していたので、ここはパス。外から眺めただけで終了です。
その後、近くの公園でやっていたジャズのライブをのんびりと聴く。丁度昼時なのでオフィスから弁当片手に出てきたサラリーマンやＯＬたちで公園は結構賑わっている。
１２：００まえ再び散策開始。
でも、我々もちょっとお腹が空いてきたので、１２：００過ぎには再び駅へ戻ります。
駅の構内には旅立つ人のためのフードコートみたいなのがあって色んな食べ物が気楽に食べられるようになっていた。自分たちはあれこれと悩んだ末、中華系の焼き飯と鳥のカラアゲを売ってた店にした。気楽に話しかけてくれて、試食もあれこれとさせてくれたので。。。
２人で１皿にしたのだが、正解でした。結構なボリュームで２人で丁度って感じ。久しぶりの米でしたが、やっぱり美味しかったな～。
昼飯を済ませると時刻は１２：３０ころ。そろそろプラットホームへ向かいますか。
と思ったものの、アメリカの鉄道は日本とかヨーロッパの鉄道とはちょっと違って、自由にホームまで行くことが出来ない。まず飛行場のような待合室みたいなところで発車直前まで待たされる。で、発車５～１０分前くらいになってようやくその待合室の扉が開かれて、駅職員の指示に従って、列車の停まっているホームへ誘導される。
ということで、ミルウォーキー行きの列車に乗り込む人用の待合室へ。既に多くの待合客でごった返している。こんな数の乗客がいて、席はちゃんと確保できるのかなあ。ちなみにこのハイワサ号は座席指定することができない。全席自由席なのだ。乗車時間は１時間半くらいだが、アメリカ初の鉄道乗車で”立ち”はいやだな。。。
発車時間が迫ってくると、ようやく駅職員がプラットホームへ移動していいよ～とアナウンスしてくれる。ちょっと早足でホームへ。
本当は列車と一緒に写真を撮ったりしてゆっくりと歩きたかったのだが、座れないのはいやだったので、直ぐに列車に乗り込む。で無事席確保。よかったよかった。と思ってちょっと冷静になると、なんか車内はガラガラだ。そうなんです、さっきはせっまい待合室に無理やり乗客全員が押し込められていたからめちゃくちゃ多く見えた乗客だったのですが、このハイワサ号はかなり長い編成で、この程度の乗客数は全く問題ないキャパだったのです。それが分かっていたらこんなに慌てなかったんですけどね。この乗せ方、どうもしっくりときませんね。
１３：０５、定刻通りシカゴユニオン駅を出発です。窓の外に見えるシカゴの摩天楼が少しずつ遠ざかってゆきます。さよならシカゴ。
列車は、暫く郊外の住宅地の中を走る。ipadのグーグルマップで現在地を確認しながら風景を眺める。
１時間くらい走ると、ようやくのどかな風景になってきた。広大なトウモロコシ畑がどこまでも続いている。これぞアメリカって風景ですね～。あまりののどかな風景と満腹とで、不本意ながらうとうとしてしまう。
ちょっとしたトラブルで（理由は聞き取れなかった）１５分ほど遅れる、と車内アナウンスが言っていた通り、１５分遅れでミルウォーキー空港駅に到着。あと１０分くらいで終点だ。
緑の多かった風景が少しずつ建物の多い風景に変わって来て、街っぽい雰囲気になってきたな～と感じていたら、列車は静かにミルウォーキー駅に滑り込みました。少し遅れましたが、十分許容範囲です。
ミルウォーキー駅は最近建て替えられたようで、とても洗練された綺麗な建物でした。
駅構内はこのあと折り返しでシカゴへ向かうこの列車に乗り込む客や、今の列車から降りてきた人を待つ人々で結構賑わってます。その賑わいをすり抜けて外へ。
この駅の近くにホテルを予約していたので、さっそく歩いて目指します。が、予め地図で確認していた道は、立体交差だったようで今歩いている道からはいけないみたい。しかなくＵターン。こんなことをしていたので、予定よりもちょっと遅れましたが、１５：００過ぎ、無事ホテルに到着です。
レセプションで、予約していることとプリントアウトしてきた予約フォームを手渡すと、笑顔で「承ってます。パスポートを見せてね。あとカードもね」という感じでいつものチェックインのやりとりをする。
そういえば海外のがちんこ（風？）の旅番組を見ていてときどき不思議に思うのが、飛び込みでホテルのレセプションに行き、「空室ありますか？」「はいあります。○○ドル（ユーロ）です。」と言われた次の瞬間にルームキーを渡される映像。普通、見ず知らずの飛び込みの宿泊客に身元の確認やデポジットのクレジットカード提示を要求せずにルームキーを渡すなんてあり得えないことだと思うんですが・・・。
話は逸れましたけど、我々はなんの問題もなくチェックイン完了です。今日から３泊、よろしくね。
明日から３日間、湖沿いの公園で一大イベントがあるからか、ホテル内は結構な数の宿泊客で賑わっている。
さっそく部屋へ。部屋に入ったらまずはいつものようにお湯チェック。ちゃんと出ます。電気も点くし、空調もＯＫ。全く問題なしです。ここまでやってから、しばし休憩します。これをやる前にくつろいで荷物を広げてしまうと、いざ問題ありで部屋変更となったとき、とても面倒なことになるので。。。
今日は特にやることはないので、このあとは街をぶらぶらしながら夜ご飯でも食べようと思います。３０分くらい休憩して街へ。
中心部方面へメイン通り沿いに歩きます。
ところでこれから４日間滞在するミルウォーキーの街は基本、鉄道がない。ので車がない人の移動はもっぱら路線バスかタクシーになる。我々はあんまりお金を使いたくなかったので路線バス中心の移動にしようと思っている。で、その路線バスだが、ミルウォーキーの路線バス（ＭＣＴＳ）は１回１回乗車ごとに運賃を払うことも出来るが、回数券や乗り放題パスもあって、何回も乗るならこっちのほうが断然お得になってくる。ただし乗り放題パスは７日用か１ヶ月用しかない。実質２日間しか使わない自分たちにはスペックオーバーと思われる。ので、１０回分がワンセットとなった回数券を買うことにしました。１０回分ではもしかしたら足りないかも知れないが足りなくなったらそのときまた買えばいい。
で、そのバスチケットなる回数券をまず買いたいのだが、売っている場所が分からない。ぶらぶら歩いていたら観光案内所みたいなところを発見したので、カウンターにいたおばちゃんに聞いてみる。「ＭＣＴＳのバスチケットが欲しいんだけど、どこに売ってますか？」「この建物の斜め向かいにあるショッピングモールの中で売ってますよ」と丁寧に教えてくれた。「ありがとう、早速行って見ます」
歩いて直ぐの場所にあったショッピングモールに入ってみると、入り口の直ぐ近くにあったインフォメーションセンターみたいなところで確かに売ってました。早速購入です。念のため「１セットのバスチケットを２人で使えますよね？」とカウンターのおばちゃんに聞いたら「もちろん。私ともシェアできるわよ」と豪快に笑いながらジョークを言ってきた。ははは～。こっちは超緊張してるのに・・・。ちょっと引きます・・・。
よし、これで明日は朝一から行動できます。せっかくショッピングモールに入ったので一応ぐるっと見て回ります。が、閑散としていていまいち。。。魅力的な店は全くない。直ぐに外へ。
時刻は１６：００過ぎ。まだまだ外は明るい。ということで、そのまま湖方面へぶらぶらと歩いてみます。途中に魅力的なレストランがあったら入ってもいいし。
と思って歩き始めたが、正直なにもない。ちょっと前まで大都会・シカゴにいたのでなおさらそう感じるのかも知れないが、なんとなく閑散としていて寂しげな街だ。メインの通りがこんな感じだから、ミルウォーキーという街（特にダウンタウン）は観光客向けの街ではないのかもしれない。
そんな感じで目的もなく歩き続けていたら、１５分くらいでミシガン湖の湖畔に出た。この辺りでは一番の見所である美術館の特徴的な建物が、どかんと目の前に建っている。
美術に興味のある観光客なら迷わず入館するところなのでしょうが、残念ながら我々にはその趣味がない。ということでそのまま横をすり抜けて湖岸沿いの遊歩道へ。
夕方の遊歩道は、散歩する人や本格的にジョギングをする人、サイクリングをする人で結構賑わっている。馬に乗った警官まで通り過ぎた。空は晴天で、吹き抜ける風は涼しく心地よい。先ほどまでのちょっと寂れた感じのダウンタウンよりもよっぽどこちらの湖畔のほうが魅力的です。ミルウォーキー中心部のお勧めは湖畔沿いの散策なのかも。。。
暫くたたずんだ後、同じ道をホテルへ向けて戻ります。
帰り道も美味しそうなレストランを探しつつ歩きましたが、そんな感じの店はやっぱり見つけられなかった（臨時休業の店も多し）。で、結局先ほどのショッピングモールの３階にあったフードコートでアジアンフードみたいなのを売っていた店で色々と買い、ＴＡＫＥ ＡＷＡＹ（お持ち帰り）することにした。
１８：００過ぎホテルへ。早速夜ご飯にします。昼ごはんに引き続き、夜ご飯もお米中心の食事です。味はちょっと濃い目ですけど、やっぱり米の食事は食が進みます（＾＾）。あっという間に完食です。
十分満足してベットに寝転びながらＷＥＢにて明日の行動の情報収集をします。明日は夕方まで、路線バスに乗って色々と近所を巡ってみようと思っています。どこに行くかはまだ決めていなかったのですが、悩んだ末、午前中はミラービールの工場見学へ行ってみることにしました。料金は無料で最後にビール試飲もさせてくれるらしいのです。午後はその近くの巨大ショッピングモールにでも行って見ますか。
なんとなく明日の行動予定が決まったところで、急に睡魔が襲ってきた。今日も異国の地で緊張の連続だったので、知らないうちにけっこう力を使ってたのかもしれませんね。慣れないことをするときは、本来７０くらいの力でＯＫなところなのに１００くらいの力を無駄に出してしまうものなのです。。。まだまだ海外ぶらり旅の初心者なんですね。
２０：３０ころ落ちるように眠りに落ちる。
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２０１３年８月１５日（木） 晴れ
６：００ころ起床。熟睡できたのですっきりとした目覚めです。備え付けてあったドリップ式のコーヒーと昨日チェックインのときにもらっていたウエルカムクッキーで軽めの朝食を食べたあと、出発です。路線バス乗り場へ。
ミラービール工場への路線バスは３１番のバスだ。続々とやってくる路線バスの中から、３１番を探す。ほどなくしてやってきた。時刻表の時刻からはちょっと遅れていたが、まあこのくらいの遅れはアメリカでは遅れといわないのかもしれない。
乗り込んで昨日買った回数券を２枚運転手横のチケット回収ボックスに入れると、運転手がトランスファーチケットなるものをくれた。MCTSは、１時間以内の乗換えなら1回無料で出来る、というサービスがあるのだが、その乗り換えの際、必ずこの運転手から渡されたトランスファーチケットが必要となるのだ。
さてバスに乗り込んだまではOKでしたが、ミルウォーキーの路線バスも、シカゴの路線バスと同じく、次に停まるバス停のアナウンスはない。ので、自分が今どの辺りを走っているか常に把握しておかなくてはいけない。交差点ごとにある通り名の看板を見て、地図と比べつつ、現在位置を把握し続ける。で、この辺りがミラービールの工場かな～と思っていたら、一瞬で工場を通過してしまった。慌てて降車リクエストボタンを押して次のバス停で降りる。ちょっと行き過ぎてしまったが、まあ許せる範囲でしょう。閑静な住宅街をのんびり戻る。
工場までは直ぐ戻れたのだが、工場見学の受付がある場所がいまいちよく分からない。
色々と工場周辺を歩き回って、ようやく受付兼お土産屋を見つけた。まあ、余裕を持ってホテルを出てきたから、今日の第１回ツアーには間に合いましたけど。受付は超簡単。「年齢の分かるものを、なにか見せて」と言われたのでパスポートを見せたら、OK、と言われて腕に受付完了の証の手首輪を付けられて、受付票みたいなのをくれて完了。
ツアー開始の１０：３０まではまだ３０分くらいあるのでおみやげ屋でお土産を物色します。Tシャツとかパーカーとか、結構よさげなものもあるけど、ちょっと高かったのと、Tシャツとかは、このあとミラーパークで買おうと思っていたので、ここでは結局なにも買いませんでした。
そうこうしているうちに１０：３０です。まずは、ミニ映画館みたいな場所に入って、ミラービールの歴史の勉強。全部英語でしたが、なんとなく内容は分かりました。創業者がドイツからこの場所に入植してビールを作り始めて、世界有数のビール会社に発展するまでを上手くまとめた映像でした。ところで誘導員が今日のお客に、この見学が何回目か聞いてきたのですが、みんな何度も何度も来てるんですね～。５～６回目の人とかもたくさんいましたよ。観光客に人気のこのツアー、地元民にも大人気のようですね。
この後はパッケージングの工場や、出荷を待つビールが山積みになった倉庫を巡った後、昔、貯蔵庫に使っていたという洞窟に誘導されて一通りの行程は終了。
いよいよビールの試飲です。バーのような場所に誘導されて、適当に座る。我々は地元の老夫婦と同席でした。なんと彼らは５回目の訪問だそう。
で、ビールは次から次へと運ばれてきて、結局色んな味のビールが４杯も提供されました。それを飲み比べ。老夫婦と語らいながら。日本から来た、と言ったらちょっと驚いていた。写真もお互いに撮りあいました。
途中、先ほどツアーが始まる前に撮られた写真を売りにきた。安かったら買っても良かったが、２０００円くらいしたので、丁重に断りました。キーホルダー付きとはいえやっぱり高いよ。老夫婦も小声で「賢い選択よ」と言ってました。３０～４０分くらいのんびりと飲んだ後、バーを出ます。楽しいツアーをありがとうございました。
時刻は１２：００を過ぎた。当初予定通り、午後は巨大ショッピングモールに行って見ましょう。先ほど降り損なった最寄のバス停へ。昼過ぎのアメリカの片田舎のバス停。空は相変わらずの青空。まばらに行き交う車をぼーっと眺めながらバスを待つ。
２０分くらい待ってバスが来た。ほぼ時刻表通りだ。本来ならここで新たに回数券を渡さなくてはいけなかったが、試しに先ほど乗ったバスでもらったトランスファーチケットを運転手に渡してみる。と、運転手は一瞥して、OK、と言ってバスに乗せくれた。１時間以内の乗り換えで有効なはずだが、それほど厳密じゃないんだね、やっぱり。だってここはアメリカだもん（＾＾）。
典型的なアメリカの田舎道をバスは行く。所々のバス停で乗客を降ろしたり乗せたりしながら。
３０分くらい走ったところで巨大なショッピングモール（メイフェアモール）が見えてきた。アメリカの巨大ショッピングモールは噂には聞いていたが、確かにでかい・・・。この辺りの人がみんなここに買い物にきてるんでしょうね。
平日の昼過ぎという時間帯にも関わらず、多くのお客で賑わっています。さっそく色んな店を見てみましょう、と思ったけど、ちょっとお腹が空いてきました。ということでまずはフードコートへ行って見ます。フードコートも巨大やな。色々と悩んだ末、日本ではあまりみない店にしてみました。CINNABON。六本木や羽田にはあるらしいですけど・・・（羽田は期間限定？）。
でっかいシナモンロールのお店。早速食べてみる。お～！あま～い！甘すぎる！温めてあるので甘さに拍車が掛かっている。美味しいけど１口で十分だ。テイクアウト用の箱をもらって置いてよかった。１／４だけ食べて箱にしまう。明日の朝ご飯にします。
この後は行きたい店をじっくりと見て周ります。沢山の店があるので時間があっというまに経って行きます。
２時間くらい買い物を堪能して、１５：００過ぎ満足して立ち去ります。往きと同じバスに乗ってホテルに戻ります。１６：３０ころホテルへ。
ちょっと部屋で休んだ後、いよいよこの旅のメインイベント、大リーグ観戦へ出発します。試合会場のミラーパークへは、路線バスで行きます。試合開催日は試合開始２時間くらい前から臨時のバスが運行されるとのこと。今日の試合は７：１０PM開始予定なので、１７：００過ぎからその臨時バスは運行されるはず。ということで、１７：００ころホテルを出発します。
ホテルの斜め前にあるバス停で待っていると、直ぐにミラーパーク行きの９０番バスがやってきました。乗車時は先ほどのバスでもらった乗り換え券を使います。今日はバスに４回乗りましたが、結局回数券は２枚／１人しか使ってません。無理して７日有効の乗り放題チケットを買わなくて良かったです。
バスに乗って１０分くらいで左手にミラーパークが見えてきました。いよいよです！
駐車場に入る車の列を横目に路線バスは球場の直ぐ近くまで入って行き、ついに到着です。バスを降りて暫く歩くと目の前にミラーパークが！開閉式のドーム球場で独特の形をした球場です。今日の天気は雲がほとんどない見事な晴天なので、もちろん屋根は開いてます。
いや～それにしても球場の規模がでかい。普段良く行く神宮の比ではありません。
球場の周りにある選手のノボリに青木選手のものを発見！もちろん写真を１枚。
暫く球場の外を探索したあと、いよいよ球場内に入ります。日本でプリントアウトしてきたWEBチケットを受付で提示すると、バーコード読み取りをしてあっさりと入場です。その直後、球場内で使える１０ドルのバウチャーを貰う。これは噂ではとある選手が禁止薬物使用で出場停止になって支払う義務がなくなった給料をお客に還元しているとか。まあもらえるものは貰います（＾＾）。さっそくグッズショップに行ってAOKIと名前の入ったTシャツやらなにやらを色々と買います。バウチャーを使って大分割安に買えました。
このあと球場内を散策したいところなのですが、まず自分たちの席を確認しに行きます。席の各入り口付近にはスタッフが立っていて、聞けば座席の位置を教えてくれる。このシステムは日本と同じですね。今日の我々の席は１塁側１階席の２１列目。選手の表情まで見える、いい感じの席です。まあ自分で選んだ席なんですけどね。席に座ってみると改めてこのミラーパークの大きさを実感できる。座席は４階まであって１番上の席は大げさに言えば見上げるような感じ。この席を埋めた観客が大歓声を上げたときの一体感を想像すると今からわくわくします。
席も確認できたし、ちょっと球場内を散策してみますか。ミラーパークには球場に入った人を楽しませる為にさまざまなアトラクションがある。主に子供向けのものだが、それでもその周辺の楽しそうな感じが球場全体に伝わってよい雰囲気をかもし出しているように感じます。暫くぶらぶらしたのち、ちょっとした食事を買って席に戻ります。今日はそれほどお腹が空いていなかったのでチキンナゲットみたいなのを一皿買っただけ。お腹が空いてきたらまた買えばいいよね。
席に戻ると、グラウンドでは色んなセレモニーみたいなものをやっている。自分たちは良く分からなかったけど、結構地元では有名な人たち？が出てきて大きな拍手が贈られている。唯一良く分かったのがソフトボール女子のアメリカ代表選手たち。なんでここに来ているのかは分かりませんでしたが、思いがけず間近で見られました。
１９：００を過ぎていよいよ試合開始時間が迫ってきました。センター付近に大ブラスバンド出てきて整列しました。アメリカ国歌の演奏をするようです。全員起立で脱帽。
さ～いよいよプレイボールです。初めての大リーグ観戦ですが、日本のプロ野球とは全く違う雰囲気です。やっぱり鳴り物とか、応援する歌とかがないというのが大きいかな。ただ、だからといって一体感がないかといえばそういうわけではなく、歓声やブーイングは球場全体で起こる。野球を見たい人はこのスタイルのほうが見やすいかもね。まあどちらが良いということはありませんが。。。
ただし、これはミラーパークだけのことなのかもしれませんが、正直本当に野球を見に来ているの？と感じる客もたくさんいました。ピーナツをエンドレスで食べながら隣の友達とず～っと食っちゃべってるおばさんとか、次々とビールを頼んで陽気に騒ぐおっちゃんとか。彼らはどうみても試合経過を気にしているようには見えませんでした。なかにはほろ酔い状態で７回くらいに来場してくる客も。。。おいおい、もう試合は佳境ですよ。こういう人たちはおそらく駐車場でバーベキューをしていて大盛り上がり。気づいたら２１：００前。そろそろ球場に行こうか、ってな感じでミラーパーク内に入ってきているのでしょう。シーズンチケットとか持っていたらこういう見方もありなのでしょう（逆にどんな試合でも２１：００きっかりに帰ります、と予め決めてたと言う感じの人もたくさんいました）。
まあ、今日一日街をぶらぶらした感じでは娯楽と言えるものがそんなになさそうな雰囲気だったので、このMLBの試合というのは、地元民にとっては映画とか遊園地とかと同じ類の貴重な娯楽として捉えてる人も多いのかもしれません。そういう人たちは、試合経過とかはあまり重要ではないのかもしれません。
そんな感じで周りの観客も観察しつつ、大リーグの試合観戦を続けます。当初の目的だった青木氏も間近で見られました。試合のほうは劣勢でしたが（結局そのまま敗戦）、孤軍奮闘の２安打。１打席１打席の緊張感がこちらまで十分に伝わってきて、思わず背筋がぞくぞくとしました。シーズン通しての打率３割や２００安打は厳しくなってきましたが、来年以降十分その可能性を感じさせる勢いを感じました。
２２：００まえに試合終了。結局逆転負けの試合でしたが、MLB初観戦は大興奮のものとなりました。日本からはるばる見にきてよかったです。とはいえ負け試合はやっぱり悔しい。ので、明日の試合は是非勝って欲しい！そうなんです、実は明日の試合もチケット買っているのです（＾＾）。２日連続の大リーグ観戦です。
試合が終わるとみんな一斉に席を立ちます。もっと悔しそうな雰囲気になるのかと思いきや、意外とみんな和やかな雰囲気です。
辺りはすっかり真っ暗です。先ほど降りたバス停を足早に目指します。と、もう既にバスは停まっています。直ぐに乗り込んで発車を待つがなかなか発車はしない。どうやら満席になるまで待つみたい。結局乗り込んでから１５分くらいしてようやく発車です。
風景が真っ暗で若干不安だったけど、車内は拍子抜けするぐらいおだやかな雰囲気。初・アメリカの夜の路線バスということで若干緊張しすぎていたのかもしれません。
真っ暗で風景が良く見えず、降車リクエストボタンを押すタイミングが難しかったが、見覚えのある建物をしっかりと見つけて、ばっちりのタイミングで押せました。
２２：３０ころ、ホテルの部屋へ無事帰還です。いや～今日一日も良く遊びました。風呂に入って落ちるように眠りに就く。
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２０１３年８月１６日（金） 晴れ
７：００ころ起床。カーテンを開けて外をみると今日も抜群にいい天気のようです。昨日買ったSINNABONのシナモンロールとコーヒーの朝ご飯。冷蔵庫で冷やして食べましたが、やっぱり自分は冷やして食べるほうが好きだな。
さて、今日の行動はどうしましょう。まだなにをするか決めてません。候補としては、①美術館で美術鑑賞、②昨日とは違う巨大ショッピングモールで買い物、③湖畔の公園を散策OR自転車をレンタルしてサイクリング。ってなところですが、まず①は我々では該当しない。ので②か③なのだが、昨日の買い物で満足ということで②もなくなりました。ということで今日は夕方まで湖畔の公園でのんびりすることにしました。いままでちょっとあれこれと忙しく動きすぎましたしね。１日くらいぼーっとする時間があってもいいでしょう。
１０：００まえ、ホテルを出発します。途中のコンビニで昼ごはんを買い込む。つもりで入ったコンビニだったのですが、意外にもミルウォーキーのお土産が沢山売ってます。ちょうど良かったのであれこれと物色。ミルウォーキーのお土産から化粧品、家電、おもちゃまで売ってるなんだかちょっと不思議なコンビニでした。
一旦お土産をホテルに置いて、１０：３０ころ改めて出発です。湖畔までは２０分くらい。のんびり歩きます。途中の歩道には何軒か屋台が出ています。今日の夕方から「アイリッシュフェスティバル」というミルウォーキーの一大イベントがあるのでそのお客を当て込んでいるのかな。
湖畔に出ると今日も気持ちの良い風景が広がっています。まずは南の方（レイクショアステイトパーク）へ歩いてみます。しっかりと遊歩道が整備してあるのでとても歩きやすいです。桟橋のたもとで小休止。芝生の上で寝転びます。近くの湖岸では釣りをする少年たち。桟橋の上ではヨガをするおばちゃん。遊歩道ではサイクリングやジョギングをする人たちがちらほら。おだやかなミルウォーキーの風景、と言う感じです。
３０分くらい寝転んで、再び散策開始です。と言っても１５分くらい歩くと遊歩道は終わってしまい、仕方なく戻ります。
遊歩道の直ぐ目の前の公園では今日の夕方から始まるフェスティバルで演奏するバンドがリハーサルをしてます。思わぬ形でフェスティバルの雰囲気がちょっと味わえました。
ぐるっとレイクショアステイトパークを周って元の場所に帰ってきました。賑わっていたディスカバリー・ワールドという施設に入ってみます。水族館と科学館みたいなのが混ざった施設です。入館料が思いのほか高いのでロビーだけをぶらぶら。軽食を売っている店で、「残りのピザ全部１ドル」みたいなセールをしていたので思わず衝動買い。そのピザと先ほどコンビニで買った食糧で昼ごはんにします。
午後は逆に北のほう（レイクパーク）をぶらぶらしてみましょう。で、せっかくなんで先ほどから気になっていた真新しいレンタサイクルを借りてみましょう。これはシカゴにもありましたが（日本でも最近見かける）、無人のステーションにある自転車を短時間借りることが出来て、違うステーションに乗捨てもOKという自由度満点のレンタサイクルです。ミルウォーキーのはまだ出来たばっかりのようでステーションが、まだこのディスカバリーワールド前１箇所しかないようなのですが、所詮この辺までまた戻ってくる予定なので問題ありません。
早速、液晶画面の操作盤の言うとおりに申し込みを進めようと思うのだが、どうしても自分のクレジットカードを認識してくれない。向きが悪いのかと思ってあらゆる方向で入れてみたが、全くだめ。海外の客のクレジットカードは認識しないようになっているのか？良く分からないがこれだけやってダメなので諦めます。
結局午前中に引き続き歩きます。暫く歩くとレンタルサイクル屋を発見。こちらは有人の店なので問題なく借りれそう。しかも２人乗りのちょっと変わったタイプもある。これは借りか？と思って受付に行くが、意外にも結構高額なレンタル料です。歩くのでも十分気持ちよいし、やっぱり借りるのやめましょう。
ただ、近くにアイスクリーム屋があったのでアイスだけはちゃっかりと購入しましたよ。
更にぶらぶらと歩くと、今度はレンタルボート屋を発見。カヤックもあったのでちょっと遊んでもいいかな、と思ったものの、これまた結構お高いレンタル料。楽しむ人を眺めるだけにしました。
ただ、木陰のベンチでのんびりと涼むだけでも十分気持ちが良いので、これはこれで十分満足なんですけどね。
静かにしていたら野生のリスとかも見れましたよ。
時刻も１５：００を過ぎたのでそろそろ帰りますか。最寄のバス停から路線バスでホテルまで一気に帰っても良かったが、せっかくなんで今いる公園から車道を挟んで反対側にある遊歩道を歩いて帰ることにします。
この遊歩道も両側緑に覆われていて気持ちの良いウォーキングが出来るようになっています。もちろん地元の人にとってもジョギングやサイクリングの定番コースとなっているようで頻繁にすれ違ったり追い越されたりします。
街中にある遊歩道なのでそんなに深い森があるわけではないのに、途中シカにあったりもしました。
２０分くらいのんびりと歩いて、美術館の辺りまで戻ってきました。あとは中心通りのウィスコンシンアベニューを西に向けて１ｋｍちょっと歩けばMY HOTELです。
ホテルには１６：００過ぎに戻りました。しばらく休憩した後、今日もミラーパークへ向かいます。
昨日と同じようにバス停でミラーパーク行きの臨時バスを待ち、１５分ほど走ると、ミラーパークに到着です。
さ～今日も楽しむぞ～。
今日の席は昨日よりも更に前のほうで（前から１４列目）、しかもほぼバックネット裏。野球を見るには絶好の場所です。
席が分かったので今日も球場内を散策します。昨日はちょっと浮き足だっていて見きれていない場所がいっぱいあったので、今日はくまなく見て周る。ちょっとしたアトラクションにも参加。
バッターボックスに立って記念撮影が出来る場所には電光掲示板に自分の名前を入れることができたのでやってみたり。
今日はマスコットキャラクター・バーニーブルワーの誕生日みたいでお祝いのメッセージを書けるボードがあったので思わず書き込んだり（目立つと思ったので日本語で＾＾）。
カルロス・ゴメスのウチワを貰ったのであおぎながら歩いていたら、おね～ちゃんに「それ、どこでもらえるの～？」と話しかけられたり。なんだか、ちょっとこの球場の雰囲気になじみ始めてるのかな～。さらには、でっかいおっさんに「どっから来たの～？」と話しかけられたので「日本だよ」と答えると、「良く来たね～。今日は楽しんでいってね」と満面の笑みで言われたり。なんだかアメリカ人にもいいやつはいっぱいいるんだな～。すっかりミルウォーキーの街・ブリュワーズのファンが好きになってしまいました。
今日はお腹が空いていたのでハンバーガーやフライドポテトなどを大量に買い込む。今日も１人１０ドルの金券を貰っているので実質は数１００円の支払いしかしてないんですけどね。
席に戻ると、周りの席はかなり埋まってきています。昨日も３００００人を越える客が来てましたが、今日もそれに近い観客で盛り上がるのでしょう。わくわくします。
先ほど買ったものを食べながら試合開始を待つ。
１９：１０、今日もほぼ定刻通り試合開始です。
今日の試合は昨日と違って点の取り合い。逆転につぐ逆転で最後までどちらに勝利の女神が微笑むか、分かりません。
ところで、ミラーパークの試合中にはいろんなイベントがある。その中でも有名なのがソーセージレースかな。６回表終了後に３塁側に出てきたソーセージたち（きぐるみ）がレースをしてその勝者を観客が当てる、というもの。結構みんな盛り上がってましたよ～。
それから、ブリュワーズの選手がホームランを打つとレフトの客席にある滑り台からバーニーブリュワーが滑り降りてきて祝福！というのも名物イベントみたい。
裏表の攻守交替のインターバルなどの時間は球場内に流れる音楽に合わせて乗りよく踊っていると、センターの巨大モニターで大映しにしてくれるサービスをしてたり。だから結構必死で踊っている人も多数いたね（＾＾）
こうやって球場側は来場した客を常に楽しませようとしているのが良く伝わってきました。だから球場にいると終始楽しい。また行きたいと思う。こういうところはさすがアメリカ、と思わざるを得ません。
不慣れ感たっぷりの自分たちに、親切に話しかけてくれる人も嬉しかったな。今日も観戦中後ろの席のおばちゃんたちから話しかけられました。「日本からですよね。AOKIのTシャツ着てるから分かったよ」と。その会話の後から、点が入るたびに握手やハイタッチをする仲となりました（＾＾）。こういうのがまた観戦中の楽しみでもあったりしますよね。
さて、試合ですが、６回裏にせっかく追いついたのに、７回表に再び勝ち越されて、９回裏、シンシナティーレッズ抑えの切り札・世界最速男チャップマンが出てきて万事休す、の状態。
２試合連続で負け試合か・・・。これが最下位チームの宿命か・・・。と半分諦めていたところで。。。
でたーーー！！！ルクロイの起死回生逆転サヨナラ２ランホームラン！！！ありえません！！！
打った瞬間それと分かるどんぴしゃのタイミングのアタリ！あっという間にレフトの客席に打球が飛び込んで行きました。もう観客は総立ちで興奮しまくり！花火まで上がってます。先ほど友達になったおばちゃんとは何度もハイタッチをしまくり。ついでに前の席のおっちゃんとも。いや～ほんとにはるばる日本から来てよかった～。っていうか、また来たいな～。
まだまだこの余韻に浸っていたいのですが、時刻は既に２２：３０を過ぎている。名残惜しいがホテルに帰らねばならない。２日目で慣れたのでスムーズにバス停へ。満席になるのを待ってミラーパークを出発。さらばミラーパーク。きっとまた来るよ。
２３：００過ぎ、ホテルに戻る。部屋に戻ってもまだ興奮が冷めない。風呂に入って、荷造り。色々あった今回の旅も明日が最終日です。明日は朝が早いので、もう寝ます。２４：００ころ。
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２０１３年８月１７日（土） 晴れ
４：００過ぎ起床。今日はまずミルウォーキーの国際空港まで行って、そこから国内線でシカゴ・オヘア空港に行き、成田行きのJALに乗り継ぐ、という流れ。で、国内線の出発時刻が７：３０。普通なら１時間半くらい前に飛行場に行けば間に合うと思うが、アメリカのセキュリティーチェックは厳しくて時間が掛かる、と聞いたので、２時間前に着くようにしたほうがよさそう。ホテルから空港までは３０分くらいかかるので、ホテルは５：００ころ出発しなくてはいけない。ということで、この時間の起床となったのです。
ホテルから空港まではタクシーが一般的だが、路線バスも既に運行開始しているようなので、すっかり乗車に慣れた路線バスで行くことにした。チェックアウトも滞りなく完了。チェックアウトのフォームはいるか？と聞かれたから、既に昨晩部屋にあったので、「No.」と言ったら、なぜかもう一度プリントアウトしてくれた。あれ？聞き間違えたか？「チェックアウトのフォームは持っているよね」とか「チェックアウトのフォームはいらないよな？」という質問だったのか。。。英語って難しい。。。
５：００前ホテルの斜め前のバス停へ。バスは直ぐに来た。乗り込むと運転手に話しかけられる。空港までか？日本へ帰るのか？と言う感じ。まあ世間話がしたいんでしょう。回数券は既に昨日使い切っていたので現金で運賃を支払う。
バスは空港へ行く客を少しずつ乗せながら進む。で、ほぼ定刻通り、５：３０まえ空港到着です。
シカゴまで乗る航空会社はアメリカン航空なのでそのカウンターを探す。直ぐに発見。こんな朝早いのにかなり長い列が出来ている。早めに来てよかった。
暫く待って自分たちの番がやって来た。Eチケットを渡したら、それじゃ分からないからパスポートを見せて、と言われる。予想外の展開。最終目的地は？と聞かれたから「TOKYO（NARITA）」と答える。すると、受付のおばちゃんは慣れた手つきでチケットを発券してくれて、早口で何か言ってきた。理解できたのは、「成田まで手荷物はスルーで行きます（シカゴでピックアップの必要はありません）」「手荷物は向こうにある荷物預かり所へ自分で持っていって」ということ。おそらく重要なことは聞き逃していないはず。「Thank you」と言って、手荷物預けの列に並ぶ。
無事手荷物を預けたら、今度は２階のセキュリティーチェックへ行きます。噂ではすごく時間が掛かるから早めに行くべき、ということだったのでまだ６：００だが、早くもセキュリティーチェックの列に並ぶ。と言っても、なんだか、拍子抜けするくらい短い列だ。本当に長時間掛かるのか？
直ぐに自分の番が来た。警告音が鳴ってあとから色々調べられるのはいやだったので、金属系はとことん身体から外した。で、あっさり無事通過。X線で見られた荷物も全く問題なし。並んでから完了まで約５分。え～～。完全に肩透かし。離陸の時間まで約１時間半もあるよ。地方空港のセキュリティーチェックはオヘア空港みたいに時間が掛からないのかもしれませんね。まあ、遅れて失敗よりは早すぎて失敗のほうが、問題はないんですけどね。。。
国際空港とはいえ地方の小さな飛行場なので、お土産屋もしょぼい。お土産屋以外に見るところもなく、なにもすることがない。
早起きでやっぱり眠いから、搭乗口のソファでうつらうつら。
７：００過ぎてようやく搭乗開始です。飛行機はかなりこじんまりとしていて１列×２列の４０～５０人乗り。まあ４０分くらいの短時間フライトなのでこんなもんなんでしょうね。
ほぼ満席の飛行機はほぼ定刻通り飛びたち、これまたほぼ定刻通りシカゴオヘア空港に着陸。アメリカン航空の国内線とJALの成田行きのターミナルは同じだったので、乗り継ぎも超らくらく。余裕を見て３時間の乗り継ぎ時間を取っていたが、ノントラブルだったので十分すぎるほどの時間が余りました。
ので、空港内を散策します。先ほどのミルウォーキー・ジェネラルミッチェル国際空港とは大違いで、お土産屋も沢山。フードコートも沢山。あっという間に時間が過ぎて行きます。ちょうど良いお土産もいろいろと買えました。特にスタバやダンキンドーナツのオリジナルマグカップは良いシカゴ土産となりました。
お土産も買って十分満足して、搭乗口へ戻る。そろそろアメリカを出発するときが近づいてきました。
帰りは残念ながらアップグレードもなく、ふつーのエコノミーの席です。でも、殆ど寝てたのであんまり不快とは思いませんでした。
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８月１８日（日）晴れ
上空で日付変更線を越え、無事成田に到着。時差ぼけの頭でぼーっとしながら京成・京急で羽田に移動した後、岡山空港へ何事もなく帰着したのでした。
いろんなことがあった今回の旅でしたが、大きなトラブルもなく終わることができました。次回はどこへゆこうかな。
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